【コラム:アクセスログ解析】モバイル解析ツール入門~PC解析との違いを知って最適なツールの選択を
[07年05月07日]
昨今、モバイル市場の急激な成長に伴い、モバイル解析ツールへの関心が高まっている。
PCでは当たり前に行われている、広告の効果測定、ユーザーのサイト上での行動分析など、モバイルでもこのような解析のニーズが高まっているのだ。
しかしPCとモバイル、そもそもの仕組みの違いにより、解析方法にも若干違いがある。
■モバイル解析とPC解析の違い
モバイルはPCと違いcookieが使えない、リファラの取得が容易でないなどの障壁があるため、広告の効果測定などの検証を行うためには、何らかのシステムを導入する必要がある(※自社で解析の仕組みを持つこともある)。
PCのリスティング広告Overture、Googleなどは管理画面上で無料でタグの発行ができ、それを自社サイトの成果点ページに埋め込むことで、広告の効果測定が行える。
しかしOvertureモバイル、Googleモバイルではこのような仕組みは提供されていない。
これはモバイルでは単に成果ページにタグを埋めるだけでは計測ができないためである。モバイルで効果測定を行うためには、セッションIDを任意に発行し、リファラを自動生成しこれを各ページごとに引き継ぐ設定などをする必要がある。
■モバイル解析ツールのバリエーション
現在提供されている、モバイル解析ツールは下記3パターンに大別される。
【特徴】Webサーバーに蓄積されているアクセスログを読み込ませて解析。
【長所】導入負荷が比較的低い。
【短所】その他の計測ツールと比較すると、取得データが少ない。
【特徴】Webページ内に計測用タグを埋め込み、計測タグへのアクセスログを解析。
【長所】サーバログ型より詳細データの取得が可能。
アクセス解析対象のPVが少なければ、安価なコストで運用ができる。
【短所】大規模トラフィックのサイトの場合、コストが高くなる。
タグを解析対象ページ全てに埋め込む必要があるため、導入負荷が高い。
【特徴】Webサーバーの通信(パケット)を取得するハードを置き、そのハードに
取得されたパケットを解析する
【長所】大規模トラフィックにも対応が可能。
【短所】初期費用が高くなる。
全てのパケットを取得するので、データ量が膨大になり分析が困難。
※ 型が同一のツールでも、ツールによって機能などが異なる場合もある。
このように、各解析ツールは計測方法の違いなどによって、メリット、デメリット、また制限などがある。
モバイル解析ツールの導入にあたっては、ツールを導入した後にどのような解析データをどのように運用していくのかを明確にした上で、最適な解析ツールを選定したい。
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