【コラム:中国市場】中国特派員が見た、中国広告市場レポート(3)―中国進出を図る日系企業の『変化』とは?!―
先日北京オリンピックのカウントダウンが始まり、一段と盛り上がりを見せる北京市内、次に行くときには、更に大きな変化を見せているのだろうと思います。
今、日本へ戻ってきていますが、日本へ帰国する直前に家の近くには、某日系カレー屋さんが新たに出店していました。
個人的には、北京で日系のカレー店を家の近くで見ることは、想像もしていなかったことです。
どこもかしこも中華料理屋が基本です。
ただ少し視野を広げて考えると、中国に進出してくる日系企業がここ数年変化してきている現実だと感じた瞬間でもありました。
中国は世界の工場と呼ばれていた頃と比べ、現在は世界を代表する消費大国へ姿を日々変えています。
そのマーケットを狙うべく、数多くの外資企業が中国への進出を図っています。
個人向けの消費材や車などのC(customer)向けビジネスや製造業に続いて、安い人件費を使い数多く参入を行ったSI業種、最近はサービス業と呼ばれる企業の進出が多くなっていることがその証拠ではないでしょうか?
今年に入り、人材紹介業大手のR社、I社が4月より上海にオフィスを構えてサービスを開始しました。
R社は人材紹介業だけでなく、フリーペーパーなどのサービス展開も図っていこうとするリリースも出ています。
他にも結婚サービス企業など多くのサービス業が中国進出を果たしています。
我々IT業界も同じようにサービス業と呼ばれる業態に属しているので、最近の中国へ進出する同業日系企業を身近に感じることが多くなってきています。
今後、期待される携帯コンテンツ市場は、3~4年前に一度大きな中国ブームがありました。
その波も一段落つき、第2の進出ブームが様々なサービスとして起こっています。
今回は、コンテンツだけでなくネット広告代理店のようなサービス業の進出も相次いでいます。
個人的に思っていることですが、日系企業のサービスは、中国国内では非常に武器になってくる1つの要素だと感じています。
日中を行き来している方々は、Hard wareなどの違いは、日中ほとんど差が無いことに気がつくでしょう。
また、日本国内以上に競合がひしめき合い、すぐにコピー商品が出回ってしまうような市場、競争などの厳しい現実があることも恐らくお気づきの方は多いでしょう。
そんな中、戦っていくためには、このサービス部分が大きな要素の1つになることが、次の日系企業のポイントになってくるのではないでしょうか?
日本国内に居ると当たり前に感じることは、世界に出れば全く持て当たり前でないことが沢山存在しています。
この中国の経済成長の中で新たな形を提言する日系企業の「サービス」に期待したいと思います。
インターネットの普及で情報がフラットになった今、地域による情報格差はなくなっています。
グローバルな市場で戦える企業が今後成長する上で非常に重要になる時代です。
隣国で起きている目まぐるしい経済変化をポジティブに捉え、自分たちの「強み」といったものを再度認識し、中国に進出する日系企業が変化していく事で新たな形やものが作り出されることに期待したいです。
以上の事柄が、私が日本に帰国して非常に感じた現実でした。
それにしても世界的に温暖化が進んでいるのでしょうか?!
北京では4月から夏のような天気が続き、帰国したら40度近い中での生活。
今年の夏は私にとって非常に長い夏と言えます。
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