【コラム:ユーザビリティ】ユーザーはページのどこを見ているのか ~視覚的リサーチ「アイトラッキング」で検証
「アイトラッキング」という言葉をご存知だろうか。
直訳すると「眼を追う」という事だが、目線の動きを追い、ユーザーがどこを見ているのかを測定する事で、ページのレイアウトや色などをユーザーからの視点で検証する事が可能になる仕組みだ。
Webマーケティングガイドでは視覚的リサーチの専門調査会社であるジャパン・マーケット・インテリジェンス社と協力し、本サイトにおいてアイトラッキングを実際に行ってみた。
ウェブサイトで表現できることが多くなるにつれて、ウェブサイトで発信する情報量は増加した。
それにより1ページの中でも、
- どの情報が必要なのか
- どの情報がどこにあるべきなのか
などを精査していく必要がある。
だが、ユーザーのニーズが多様化した現代においては、よりターゲットユーザーのプロファイリングが重要であり、Webサイトも「ユーザー中心設計」が必要不可欠で、実際にユーザーの視野が捕らえているポイントから導き出す必要が出てきたのである。
現在はゴーグルなどの装置はつける必要がなく、ディスプレイと一体型の赤外線とカメラの組み合わせで目線を追う仕組みが広まっている。
通常の利用環境に近い状況を実現することにより、精度の高さが見込めたり、設定や装置の装着といった作業が大幅に低減するため、コストを抑える事も可能になる。
実際に筆者も体験してみたが非常に簡単で、普通に画面を見ただけで目線が認識され、一定のコンフィギュレーション(設定)を行うだけですぐに普段と同じ環境でテストすることができた。
- 青い線は視線の動線
- 青いまるは見ている部分
このようなデータを一覧するだけでも、
- お問い合わせボタンには目が行っていない
- ナビゲーション左から見ている
- 記事本文よりもタイトルに目がいく
などといった傾向が読み取れる。
さらに解析を進めていけば、ユーザーセグメント別にどのような傾向があるのかなど、ターゲットに沿ったサイト設計を行うための重要な情報になる。
実際にはさらに、ヒューリスティック評価(専門家によるユーザビリティ評価)やユーザーの生の声を聞くアンケート調査などをあわせて行うことで、コンバージョンを向上するためのサイト改善につなげていくことができる。
サイト・ページの問題点や傾向値を視覚化することは、サイト戦略を進めていく中での重要なポイントとなることだろう。
*今回の調査はあくまで少人数によるサンプルです。
詳しい内容にご興味をお持ちの方は、お気軽にお問合わせください。
【その他注目記事】

