【クリエイティブ】"Web"と"Design"
Web2.0がうたわれる昨今、世の中のインターネット事情も急速な進化を辿り続け、1年後2年後、若しくは半年後でさえ、今では想像も出来ない発展の仕方をしていくのではないでしょうか。
情報を伝える、という事の不動の位置はテレビやラジオ、雑誌などのマスメディアだった時代から「インターネット発」のものも増えてきて、インターネットがどれだけマスメディアに近づいて来たかが伺えます。
近づいた…というのは既に遅い話で、Webならではのユーザとの双方向展開など、マスメディアを追い越す勢いで進化している、というのが正しいかもしれません。
テレビなども一昔前から、歌番組では放送中の歌手や曲の表示、通販番組ではリモコン操作で見ながら買うことができるなどのデータ表示や視聴者との情報付加などといった似た動きはありますが、まだまだ一般的、と言うには敷居の高さと知名度の低さから、インターネットほど「誰もが」「手軽に」というほど浸透していません。
インターネット回線のブロードバンド化に伴い、改めてWebの「マスメディア化」は加速していると断言できます。
ナローバンド時代には、Webと言えば平面的で無機質なインターフェイスやコンテンツの装飾は画像で少し飾るのがやっと、という程度からブロードバンド化が進み、インターフェイスはより視覚・仕組み的にリッチに、そしてユーザビリティを求められるようになり、コンテンツとしてエンターテインメントな映像・動画等も配信され、より「デザインされた」ものが、当たり前に目に入ってくるようになりました。
例えば車メーカーなどのサイトも、より洗練されたビジュアルを重視しようとして、画像部を大きく綺麗に表示させると、読み込みに時間がかかっていたナロー時代から、アウディR8のサイトのような、最新3D技術と映像美は車好きでは無い人でさえ思わず「すごい」と唸ってしまうものが、現在では当たり前に表現されています。
参考:
Audi R8
http://microsites.audi.com/audir8/html/
また、パソコンでテレビを見るということも、極々当たり前のことになってきており、パソコン売り場を見ても、もはやテレビとの差は無いことをはっきりと見て取れるはずです。
そうなって来ると、トヨタハイブリッドシティのように、PIP(パーソン・イン・プレゼンテーション)技術などを用いて、人がコンテンツをナビゲートする映像をFLASHによってWebサイト上で表示されるなど、人-映像-コンテンツがWebならではの形で表現されるといったことも、当たり前になってきます。
参考:
TOYOTA HYBRID CITY
http://toyota.jp/hv/
これは、デザインや映像だけを考えればTVに近いものですが、そこにWebサイトを操作するような感覚でユーザが入り込め、その操作によって映像が展開していくなど、まさに"新しい形のWeb"だと言えます。
また最近では、個人がFlashで作ったアニメーションをWebで公開しそれがWeb上で人気が出てテレビで放送したり、グッズ化してしまうことや携帯サイトで公開していた小説が本になり、テレビドラマ化し、果ては映画になるという事が次々と起こっています。
隠れていた才能やセンス、アイデアが登場しやすい場としても進化しており、まだまだ活性化し続けることは容易に想像がつきます。
参考:
蛙男商会
http://www.kaeruotoko.com/
やわらか戦車
http://anime.livedoor.com/yawaraka/
DeepLove アユの物語
http://www.zavn.net/mv/mv-p-top.php
これらから推察しても、Webを展開する上でのベースの設計はもとより、より多くの人の目を引きつける内容とインターフェイスも更に重要となり、ひいては「デザインする」という事が表面のことと考えていては
次世代マスメディアとしては通用しなくなると想定されます。
より周囲を見回す視点を持つ事、過去、現在、未来を予測するための調査、それらを統括する術として、Webデザインは今以上にマーケティングと密接な関係を築いていかなければならないのです。

