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【コラム:アフィリエイト】アフィリエイト戦略考(6):Google「Pay-Per-Action広告」は、アフィリエイト業界に何をもたらすか?

[07年03月23日]

Googleが3月21日に米国で「Pay-Per-Action(beta)」のテストを開始しました。

Pay-Per-Action広告(PPA広告)とは、成果報酬型広告と呼ばれ、資料請求や商品購入など、広告主が設定した行動が行われた際に、広告媒体へ報酬が発生する形態の広告です。

また今回のPPA広告では、バナー広告の掲載も可能、テキスト広告をブログなどの本文の一部にハイパーリンクとして埋めることも出来るようになりました。

つまりいわゆる普通のASPが提供するアフィリエイト広告と同じです。

〔参照:Inside AdWords
〔参照:Google AdWords Pay-Per-Action(beta)申込画面

実はGoogleはクリック詐欺対策として、昨年の6月から非公開でCPA広告(PPA広告と同義)を一部のユーザー・広告主を使ってテストしていると伝えられていましたが、それが本格化したものと考えられます。

〔参照:『Google、アフィリエイト広告をテスト』(ITmedia)
〔参照:『Google AdsenseチームからCPA広告の招待を受けたDavid Jackson氏』(Seeking Alpha)


では、GoogleがPPA広告に参入することで、広告主としてはどのような対応が求められるのでしょうか?

AdWords、AdSenseでは、広告がクリックされた時点で課金が発生しましたが、PPA広告では自社サイトへ誘導したユーザーがコンバージョンして始めて課金されることになります。

より成果と費用が明確になるため、AdWords、AdSenseを利用していた広告主は、AdWords、AdSense経由のユーザーのCPAを再度確認し、PPA広告へ変更するかどうか検討する必要があるでしょう。

改めて「資料請求」「サンプル配布」「商品購入」等、それぞれの見込み客や商品販売にかけることができるコストを社内で明確化しておくことが求められます。


またアフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)にも大きな影響を与えると思われます。

現在アフィリエイトサイトの多くは、リスティングまたは、SEO対策をほどこし検索サイトの上位に表示されることでユーザーを自分が運営するアフィリエイトサイトに誘導し、アフィリエイト広告をクリックさせて広告主のサイトへ送客しています。

送客されたユーザーが広告主のサイトでコンバージョンすると、広告主からアフィリエイトサイトに報酬が支払われASPにも手数料が入ります。
この際にGoogleにはリスティング以外の収益は一切入りません。


しかし今回のGoogleのPPA広告により、成果報酬条件が他のASPと同程度であれば、ASPよりも、検索エンジン自体を運営しているGoogle経由でアフィリエイト契約を結ぶのではないでしょうか。

とすれば、今までASPはアフィリエイトサイトを失い、ASPが得ていた収益がGoogleへ移ることになります。まさにGoogleを経由した成果については、全てGoogleに課金される、そんな流れの一環なのかもしれません。


ただし、アフィリエイトエンジンの運営には成果の計測方法などノウハウが必要な部分も多く、既存のASPがすぐに淘汰されることにはならないと思われます。
AdWords、Adsenseの利用広告企業が、全てPPA広告に必要なトラッキングシステムを自社で導入できるかなどハードルもあるのではないでしょうか。


GoogleのPPA広告の動向については、今後も注意深く観察していきたいと思います。


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