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【コラム:アフィリエイト】アフィリエイト戦略考(7):アフィリエイトはCGM?アフィリエイトとエンゲージメントの妙な関係 

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[07年05月16日]

昨年から、広告の新たな指標として「エンゲージメント」という言葉を聞くようになりました。

アフィリエイトにおいても、大手ASPの1つであるリンクシェアジャパンの花崎代表が、今年のアフィリエイト界のテーマの1つは広告主とアフィリエイトサイトのエンゲージメントだと発表されているように、エンゲージメントはアフィリエイトで注目されているキーワードです。

そこで本稿では、アフィリエイトとエンゲージメントの関係について整理をしてみます。


【エンゲージメントとは】

エキサイトウェブアドタイムスの定義によるとエンゲージメントとは「単に露出するだけの一方通行な広告ではなく、消費者とどのように絆を深めることができたか、ターゲットと何らかの関係を築けたかどうかを重視しようというもの。

(中略)全米広告調査財団、アメリカ広告業協会、全米広告主協会の3機関は、旧来の「露出・到達量」に替わり、“エンゲージメント”をメディア評価の指標とするべく協力して業界全体へ働きかけていくことを宣言」したといいます。

http://dic.webad.excite.co.jp/page/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88.html

企業の社会的責任(CSR)の分野ではいち早く「ステークホルダー・エンゲージメント」という考え方で、企業が社会的責任を果たすにあたっては、各ステークホルダーを巻き込んで、力を借りていくことが必要と考えていますが、マーケティングにおいても、消費者を巻き込んで消費者の力を借りながら自社のブランドイメージの向上・業績の向上につなげていこうという考え方です。


【なぜ今エンゲージメントが重視されるのか】

広告の氾濫により消費者が受取る情報量が増加したことに伴って、消費者の個別商品の認知度が低下していると言われています。

また、他社同種製品・代替商品が充実し、商品説明よりもインパクトを重視した広告が増加したこと等により、消費者の広告への信頼性が低下し、従来の広告手法では消費者を購入にまで至らせられないという議論がなされています。

そこで、消費者を購入に至らせるには、商談で面と向き合って、商品に対する思い入れや、特徴、ユーザーの体験談などを話して共感を得ながら契約を結ぶのと同程度のコミュニケーションを、広告メディアを通じたコミュニケーションでも実現させる必要があると考えられるようになりました。

また同時期にブログ・SNS・クチコミサイトなどCGMメディアのインフラが整いつつあります。
こうした、既存広告の効果低下懸念とCGMメディアの台頭により、企業-消費者をより深く結びつけるエンゲージメントがマーケティングにおいて重視される流れにあります。


【アフィリエイトでエンゲージメントを実現させるには】

アフィリエイトにおけるエンゲージメントは、アフィリエイトサイトを一種のCGMメディアとして捉え、企業とアフィリエイターの関係性をより近くに感じてもらう仕組みを作ることにより実現させます。

エンゲージメント実現のために、アフィリエイター向けの見本市・セミナー・体験ツアー等を各企業、各ASPが実施しはじめています。
またレビューブログなど記事投稿課金型アフィリエイトもこのエンゲージメントを実現させる1つの手法と言えます。

メディア運営者であるアフィリエイターに対して、企業側から情報を十分な量と適切なタイミングで提供するとともに対話&体験を踏まえた共感作りを行うことで、アフィリエイターが作成する各アフィリエイトサイトが企業の商品に共感した記事となり、それを見たユーザーに購買行動を起こさせることが目的です。

但し、エンゲージメントの実現には、消費者・アフィリエイトサイトがそもそもいいなと共感できる、良い商品/サービスを企業が提供できることが大前提です。
まずこうした商品/サービスを揃えた上で、この商品/サービスを利用した消費者が一緒に遊びたくなる、会話したくなるような簡単で使いやすいコミュニケーション方法を提供する必要があります。


【エンゲージメントによりアフィリエイトの実績が向上するか】

現状ではエンゲージメント度合いをどのように測定するかと言う明確な同意がなく、エンゲージメント度と業績の関係性についてはまだ不明確と言えます。

また、アフィリエイトネットワークにおいて、サイト数の観点からはブログなど個人メディアが多く含まれますが、成果数の観点からは、少数の法人メディアが大半の成果を上げていることが多いのが現状です。

アフィリエイトのメリットとして、費用対効果が明確なマーケティング手法である点を重視すれば、現時点ではまず成果のあがるメディアをネットワークしているASPを選択し、こうしたメディアと提携・広告掲載してもらうことを目標としてアフィリエイトを運用するのがよいのではないでしょうか。

そしてある程度アフィリエイトの実績が安定してきたところで、個人メディアに対する働きかけを強め、運用の目標をアフィリエイトサイトとのエンゲージメントを高めることへシフトしていくという順序を踏むのがよいのではないでしょうか。


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