【コラム:インターネット広告(CGM系)】CGMの常識~徹底的なユーザー視点~
CGMでの広告手法が騒がれるようになり、何かクチコミ効果がある広告をやりたい、という声が非常に増えてきている。
ブログ・SNSの整備により、確かにインターネット上でのクチコミに関しては、従来と比べ格段に広まりやすくなっている。
また、今年の東京インタラクティブ・アド・アワードで、ナイキジャパンの「Nike Cosplay」が賞を取ったことから、バイラル動画にも非常に注目が集められている。
だが、単純にそれらのサイトに広告を露出したり、手法を用いたりすれば、クチコミされるというような誤解をしてはいないだろうか。
当たり前のことだが、CGMは、「Consumer」に「Generated」されているからこそ、「Media」として成立している。
言い換えると、消費者に生成されることがなければ、メディアとして成立することはない、メディアほどの力を持たずクチコミが起きない、ということになる。
消費者は、役に立つと思ったものや自分が面白いと思ったもの、つまりプラスだと判断できるものをクチコミする(マイナスのものも、負の情報として、クチコミする場合もあるが)。
クチコミ効果を期待するには、それに触れるユーザーが楽しいかどうか、喜んでもらえるかどうかを考慮する必要があるのだ。
企業として、広告としてクチコミを利用しようとする場合には、徹底的なユーザー視点が必須であるのは前述のとおりである。
では、広まらせる情報(商品情報やキャンペーン情報)を操作することはできないのか、という疑問が出てくるのだが、もちろんそんなことはない。
ユーザーが楽しく、且つこちらの意図を伝えるような企画を練ること、中身を考えること。
それが手法よりも何よりも大切であることを忘れてはならない。
バイラル動画での大成功の例は、ナイキジャパンによって示されているが、他の手法ではどうか。
最近また注目されつつあるブログパーツで言えば、花王の「クイックルワイパー」のブログパーツなどは、かなり考えられている。
ユーザーにロゴを引っ張らせる。
引っ張るとブログページが汚れて、クイックルワイパーをドラッグすることで掃除ができる。
テレビCMなどでも、機能訴求とストーリー訴求などで、ユーザーにうまく商品の魅力を伝えているものがあるが、インターネット上では視聴するだけでなく、体感することができるため、表現方法に幅がある。
CGM領域での広告手法も、今後ますます知恵を絞る必要がありそうだ。
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