【SEM/SEO】SEOマーケットの停滞感
最近、SEOのマーケットに強い停滞感を抱いている。
2002年~2003年辺りが、俗に言う『SEO元年』と呼ばれていたが、一般にSEOという技術が認知されてから既に3年経過している事に対し、時間の流れの速さを感じざるを得ない。
当時のSEOはマーケットが出来上がっていなかった為か、SEO業者の価格帯も1キーワードで300万円を超える所から、一回の施工で10万円以下の所まで、まさに混沌期であった。
何となくHTMLをいじってたらWEBサイトが上位表示されたから、こんな事でお金になるなら会社を作ってしまえ!という勢いだったのか、とにかくSEO会社が増えに増えた時期でもあった。
そもそもSEOはWEBサイトの内部評価と、俗に『被リンク』と呼ばれる外部評価に別れるが、当時はHTMLへの内部対策が中心で、外部対策はGoogleのDMOZやYahooディレクトリに登録する程度の対策だった。
その後インターネット上を中心に内部対策は書籍やコミュニティからどんどんと技術が広がって行き、WEB制作会社やHTMLの知識がある企業のWEB担当者達がSEO技術に急速に詳しくなって行った。そうすると、そもそもWEB製作でコンテンツ提案を日常的に行っているWEB制作会社が質の高いSEOを提供し始め、並みのSEO会社では太刀打ち出来ない程SEO対策が進んだWEBサイトが現れ始めた。
要は内部対策における情報の共有・一般化が進む事で、コンサルティングという名目で内部対策を強みにしていたSEO業者に価値が無くなって行ったのである。
これはSEO関連書籍が大量に発売され始めた時点である程度予見出来た事であり、それが出来なかったSEO業者は、正に蜘蛛の子を散らす様に淘汰されていった。
そして、自分で出来る内部対策ではなく、外部のサイトからリンクを貼ってもらう事で自社のWEBサイトの評価を高める『被リンク』技術に強みを持つSEO業者が急速に力を付けて行った。
彼らの持つ被リンクのネットワークは独自に自社のSEO対策をやっている者では対応出来ない範囲であり、正に予算を捻出して対策を打つに値するだけの付加価値を提供するに至った。
またSEOは更に高度化し、元よりSEMでは元来SEOで上位表示を図る事によって、どれだけWEBサイト上でのコンバージョンを向上させるかを求められていたが、SEOによる集客からコンバージョンまでの中間、サイト内での導線を如何に高度な設計とするかが、同時に求められつつあるのが現状である。
SEO自体は単なるSEMの中の手段の一つであり、SEOを施工する事自体がコンバージョンの向上と直結していない事に市場が気付き始めたのだ。
今もSEO市場自体は伸び続けているが、SEO業界に停滞感は否めない。それはSEO業者を上回るスピードで進化する市場のニーズに、殆どのSEO業者がついていく事が出来ていないのが原因ではないだろうか。
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