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【コラム:SEM】迷走するLPO(Landing Page Optimization)という概念~そもそものLPOの本質的な目的とは?~

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[07年03月26日]

LPO=ランディングページオプティマイゼーションという言葉を色々な所で聞く様になって久しい。

しかし、LPOの本質的な目的を見失っているビジネスが続々と立ち上がっている感を、マーケットから強く感じている。
恐らくSEM市場の盛り上がりの中で、自ずと広告のリンク先である、最初の到達ページがどういった内容なのか、そしてそのファーストインプレッションで俗に言うコンバージョン数がどう変化するのか、自然発生的にLPOという概念が浸透していったのであろう。

LPOツールも外資系のツールから、国内産の安価なツールまで、数々のLPOツールが販売されている。ただ、どれも機能の訴求や「こんな事が出来ます」という漠然とした点をセールスポイントとしている。

実際に極めて安価でオペレーションが簡単・誰にでも出来ますというのが謳い文句のツールを使用してみた事があるが、そもそも自分が設定しようとしている方向性が合っているのか?
ABテストで比較出来ますと書いてあるが、何と何をABテストすれば良いのか?
テキストはこれで良いのか?メインビジュアルはこれで良いのか?
…と、結局1エリアを設定しただけで、疲れて設定をやめてしまった。

痛感したのが便利で多機能というのは、あくまでLPOを熟知した対象のみに通用する事であり、そこにはユーザー不在のLPO市場が成り立ってしまっている感覚を受けるのだ。

Web上のユーザーの導線という意味では、ユーザビリティという概念が存在する。

広告から自然発生的に広がって来たLPOだが、例えばいくらランディングページからLPOを駆使してエントリーフォームまで誘導したとしても、そのエントリーフォームが極めてユーザビリティが悪かった場合、そこでの離脱率は相当に高くなる。

表層的な改善を行っても、最終コンバージョンが発生する段階までケア出来なければ、それはただのパフォーマンスに過ぎないのではないか?

LPOの概念の迷走。

それは、最初に到達したページをキーワードや広告に対して最適化するという意味であり、それと最終的にWebサイトが持っている目的(資料請求しかり、商品の購入しかり)を達成させる事が、LPOという言葉に混ざり込んでしまっており、何よりLPOを提供する広告業界側がそれを理解していないために、ユーザーはますますLPOという概念を混乱して捕らえてしまっている気がしてならない。

LPOのマーケットは今、混迷を極めている感がある。
果たしてLPOから本質的にユーザビリティやアクセシビリティまでを考慮して広告主に提案が出来ている代理店がどれだけあるのだろうか?

ユーザーからの支持を得て、確固たるLPOの概念を定着させる「勝者」はいったいどこから生まれるのだろうか、興味は尽きない。


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