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【Webマーケティング】乱立するSNS業界とモバイル版SNS

[06年11月24日]

最近のSNS業界を見ていると、昨年あれほど勢いのあったmixiがPV初の減少ということがおこり、国内のPC版のSNSの勢いはいったん沈静化に向かっていると感じます。
http://csp.netratings.co.jp/nnr/PDF/Newsrelease11202006_J.pdf(ネットレイティングス リリース)

PC版での大きな話題といえば、ソフトバンクと世界最大のSNSサービスのMySpaceですが、MySpaceと提携するのは良いとしても、Yahoo! Daysとの住み分けはどうなるのだろう。
Yahoo!ニュースで、このことについてYahoo!の井上氏は以下のように述べています。

抜粋: 11月7日にMySpaceの日本語版がスタートしたが、井上氏は「MySpaceとYahoo! Daysでは、競合するところもしないところもある。1つのSNSがすべてではなく、(MySpaceが)外にあるよりはグループ内にあったほうがいい」とコメント。
なんとなく曖昧な表現となっていて、実際にYahoo! Daysを運営している人はどう感じているだろうか? Yahoo! Daysはmixi同様純粋に人と人とを結びつかせる総合型(何かに特化していない)SNSサービスです。

ちなみに米国のYahoo!は様々な分野のSNSサービスを買収していたりもしています。
http://arstechnica.com/news.ars/post/20061119-8248.html

ただしmixiのPV減少でも分かるように、日本での総合型SNSはある程度沈静化し、今後大きく伸びるとは考えにくい。それは総合型の場合、なかなかそのデザインやレイアウトなど個人の自由にカスタマイズしにくく、それによって例えば、日本人が良く好むエンターテイメント性のある「音楽」や「映画」などを持ってきても、それはつぎはぎのようなサービスでしかなく、個人のアイデンティテイを特徴づけるようなことが難しいからです。
みんなが一緒だということです。

またコミュニティ(SNS)の場合、その場所を提供したとしても、そのコミュニティが活性化していないと、1000万人の会員がいようがその価値は低い。どれだけアクティブなユーザーがいるかが、コミュニティの価値を決めるといっても良い。それほど運営するということは難しいということです。

最近このSNSのブームに乗って、いろんなSNSのシステムベンダーが登場してきており、SNSの仕組みを導入するのは容易な時代となってきました。
ただ企業側として注意しないといけないのが、例えば500万人の会員がいても、SNSのシステムだけサイトに組む込んだだけでは、成功は難しいということです。

継続してユーザーが活性化するサイト内イベントや機能拡張を続けていけるだけの、運営力、開発力とリソースが必要となります。プロモーション以外での予算も当然確保しないといけません。
ここがなかなか解決せずコミュニティを運営したいのだが、それを運営していけないという企業様が多く感じます。
ここがコミュニティを提案する場合に、十分に配慮していないといけない重要なポイントとなります。
安易にコミュニティを作りましょうという提案をしてくる、会社には気をつけていただきたいです。


さて話は長くなりましたが、それに比べて、PCで今爆発的に成長を遂げているのは、音楽というキーワードから世界最大のSNSサービスへ成長したMySpaceや、動画の共有サービスというキーワードで一躍日本人でも話題となったYouTubeなど、どれも特化型SNSでオープン型だということです。

日本の場合、韓国や中国のような個人を特定するIDというものは存在しないので、クローズ型のSNSの売り文句であった、実名制で極力クリーンなコミュニティというのは実現しにくいと思われます。
mixiもしかりです。
http://www.future-planning.net/x/modules/news/article.php?storyid=1838

今後PCにおいてSNSの主役となるのは、オープン型でかつ何かに特化したSNSか、もしくはクローズ型でもターゲットを絞ったSNSではないかと考えられます。
ターゲットを絞ったクローズ型のSNSは実際に最近かなりの勢いで増えています。

■アタマとカラダを刺激する、大人のためのコミュニティー「日経WagaMaga」
http://waga.nikkei.co.jp/
■日経BP社「日経ベンチャー経営者倶楽部」
http://keieisya.nikkeibp.co.jp/
■イベント開催前後に着目したSNS「ウゴッシュ」β版
https://ugosh.jp/
■SBIホールディングスの注文住宅を建てたい潜在顧客と建築家を結びつけるSNS「デザインハウスプロジェクト」
http://dhp.re-guide.jp/
これは個人的に素晴らしい発想だと思います。まさにロングテールです。
■資産1億円以上の富裕層向けのSNS「YUCASEE」
http://www.nikkeibp.co.jp/news/flash/518727.html


上記のようにPC版SNSは大きな変革の時期に来ている中、モバイル版SNSの話題が最近事熱いです。

最近の話題としては、KDDIはグリーと提携して携帯向けSNS「EZ GREE」やNTTドコモは楽天と共同でオークション&SNS「楽オク」。
その他ソフトバンクは世界最大のSNS「MySpace」を携帯対応させるという話もある。

特に注目しているのは、2つあります。
1つ目は、ディー・エヌ・エー(DeNA)のSNS&無料ゲーム「モバゲータウン」で、今年2月のオープンからわずか9カ月で会員200万人を突破。これは実に1ヶ月に25万人ずつ会員を増やしている計算となる。mixiは200万人突破に約1年9ヶ月あまりかかっているため、その勢いの凄さはわかるかと思います。

この分野に関しては、本来オンラインゲーム運営会社などが進出してもおかしくない領域だか、ここは南場社長の戦略なのか、いち早くディー・エヌ・エーがこの領域に踏み込んだ。やはりWebにおいて先行者は非常に有利であり、今でも積極的な提携や自社サービスとの連携も活発で、後発で同様なサービスを行ってもすぐには追いつけないでしょう。
ケータイSNS「モバゲータウン」が多機能化

またこのサイトがいわゆる勝手サイトということも注目です。
キャリアを変えても使い続けてもらえる勝手サイトを構築するのは、キャリアに依存しない自由度がある変わりに、公式メニューに載らないわけですから収益面でも、集客面でも不利なわけです。
それでもこれだけ成功をしているということが、とても注目させられるところです。

もうひとつは、EZ GREEです。
今回EZ GREEおよびモバイル版GREEで実施されたリニューアル点としては、プロフィールページを装飾できる「きせかえ機能」、デコレーションメール用の絵文字などを提供する「グリデコ」、WikipediaとQ&A機能を連携させた「グリキュー」など。ネーミングも素晴らしいですが、やはりひとそれぞれオリジナルに作れるところでしょうか。ソーシャルに着目している点です。
【自主リサーチ調査結果】第1回Web2.0主要キーワード調査でも少し触れていますが、mixiとは認知度や会員数ともに大きな差を空けられていましたが、11月にKDDIとの提携などあり、今後特にauユーザー約2550万人(2006年10月現在)に認知される可能性が高いため、今後認知率及び利用率は高くなると想定されます。
またもともとGREE自体が非常に開発力とスピードがありますし、合併を何度も繰り返しその都度着実に成功を収めてきているKDDI、そして何よりもGoogleもいます。
この3社で来年何をやってくれるか本当に注目です。


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