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【コラム:モバイル業界】モバゲーから見る「パイオニア」生存説

[07年05月21日]

モバゲーから見る「パイオニア」生存説。


今、モバイル広告業界では、“モバゲー”が流行っています。
ただ、“モバゲーに似た”その他サイトはまだ流行っていません。

モバイル広告業界の悪い習性なのか、なにか一つが成功すると、各社はその流れに乗るように、競って類似サイトを無数に登場させます。
懸賞サイトが流行れば、懸賞サイトができ、「ゴルゴンゾーラ」という着メロサイトが登場したときは、数え切れないほどの着メロサイトが登場しました。

お財布.com」という、ポイントを貯め、お金に換えられるサイトが成功した時も、ポイント(お金)サイトというものが沢山出てきました。
現在も、「デコとも」というデコメールの無料サイトがヒットを生むと、後にデコメサイトが多数誕生しています。

そして、『モバゲー』という、モバイルサイトの王様が登場したわけですが、第二のモバゲーを目指し、毎日のように類似コミュニティサイトがオープンしています。

このように、今のモバイル業界では、各社が“流行るものを追っている”状況です。

このことは、現在のモバイル広告業界のイメージを悪くすると共に、発展を鈍化させている要因になっていると、私は考えます。

というのも、モバイルサイトは同じようなものばかりという印象を与え、この状況では、真似る技術は発展したとしても、なにか新しいものを創り出すといったことが鈍くなってしまうのではないかと思うからです。

モバゲーのDeNA社は、未来の需要を予測して、人気商品を生み出しています!
正にこれが理想のモデル。

やはり、失敗すると大きな損害になる恐れがあるので、各社が既に成功しているモデルでいくというのは一理ありますが、その先を行くには、それでは厳しいように思われます。
その根拠として、前述で紹介したように、現在も順調なのは、その分野の“パイオニア”であり、後発でも元気なサイトはなくもないのですが、多くの後発組は次々と閉鎖を余儀なくされているからです。

結局のところ、その分野のサービス・モデルが良いのではなく、そのサイトのサービスがいいということ、つまり、「ユーザー視点を重要視しているサイト」 であるといえます。
結果としてそのようなサイトは、ユーザーが逃げないように、掲載基準も厳しく、広告を露出し過ぎ(メール広告を毎日送るなど)ないといったことがしっかりされています。

特に後発のサイトに多く見受けられるのが、成功サイトと同じようなモデルでスタートしたけれど、なかなか広告主が入らず、サイトのポリシーを崩してしまい、その結果、ユーザーが逃げてさらに効果が悪くなる、といった「魔のスパイラル」に陥っている現実があります。

成功していると言われているサイトを見てみると、コンテンツが充実しており、ユーザビリティが非常によく追求されています。ユーザー一人一人を大事にすることをポリシーとし、ユーザーの質を高めていく努力が、延いては広告主の広告効果をも高めていると言っても過言ではありません。

もちろん、「100%、ユーザーだけみます!」というのでは、広告主が入りません。
ユーザーも楽しみ、且つ、クライアントの広告効果も良いというベストバランスを保ったサイトというのが、正に理想のサイトではないでしょうか?

確かに資金が潤沢なところであれば、最初の痛みに耐えられるとは思いますが、そうでないところは、ユーザー視点に立つことは厳しいのかもしれません。
しかし、それでも広い目で見、長い展開を考えて新しいサイトを作ることに注力してほしいですし、そうすることが、モバイル広告業界を発展させる一番の近道だと思います。

モバイル業界(サイト運営者)は、ポリシーと誇りを持ち、自分のサイトを運営していただきたいと思います。
そうすることによって、モバイル業界が進化すると共に、その後にはきっと成功が待っていることでしょう。


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