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【コラム:インターネット全般】バーチャルがリアルに変わる日~インターネットの普及は我々に一体何をもたらしたのだろうか?~ 

[07年06月04日]

世の中にインターネットが誕生して久しい。

インターネットは世界中のコンピュータを繋いだネットワークだと言われているが、コンピュータとネットワークの歴史から振り返ってみると、インターネットの起源は1969年に始まったアメリカ国防総省の異機種コンピュータ接続実験ネット「ARPANET」だと言われている。

そもそもの発端は、国防総省が核攻撃されてもダウンしない、新たな通信システムの開発に取り組んだことからだ。

電話中継局のような一極集中型システムではなく、電報のような分散型・網の目型システムにしようという発想から、送り手と受け手をダイレクトに結ばず、一度パケットにして宛先をつけ、バケツリレーの要領で隣に渡していけば最後には必ず宛先に届く。

途中でどこかがダウンしても、そこを迂回して行く方法を取ればよい。
この方法で、4つの大学に中継器が設置され、通信実験は成功し開発された。

「ARPA-NET」と命名されたこのネットワークは、全体を管理する必要がなく、設備投資も小額で済むため、同様のネットワークが数多く登場した。
1983年にはTCP/IPを標準プロトコルとし、当初はコンピュータ同士に接続関係を設定したパケット通信網だったが、1986年に、全米科学財団がこの技術を使って、NSFNETを作り、現在のインターネットの形が出来上がったのである。

インターネット誕生当初は、コマンドラインベースでの通信が主流だったが、Windowsが登場して以来
GUIベースでの操作が可能になり、誰でも簡単に操作ができるようになって爆発的に普及した。

インターネットの普及は我々に一体何をもたらしたのだろうか?

Yahooのようなポータルサイトが生まれ、いつでも最新の情報が得られるようになった、Googleのような検索エンジンが生まれ、いつでも自分で情報を探せるようになった。
いわゆる、“便利”な時代になっただけだろうか。

著者はそれだけではないと考える。
インターネットの普及は我々に“便利さ”を提供してくれるようになった反面、世の中のあらゆるものを「デジタル化」したのある。

写真等の画像ファイル、音楽等の音声ファイル、これまでアナログな世界でしか触れられなかったものが、PC上のバーチャルの世界で簡単に触れることができるようになったのである。
とある知人のブログにこんな記事が載っていたので紹介する。

「インターネットの普及で、物欲がなくなってきている。
これまでは、欲しいものは見つけた時に手に入れないと気が済まなかった。

しかし、インターネットがあれば、今買わないと二度と手に入らないんじゃないか?
他の人に買われるのは絶対にいやって強迫観念にかられて買っていたものが、最近は今買わなくてもヤフオクで買えるかなとか探せばどこかにあるでしょと買うタイミングを見失う。

ネットの中でいつでも探せるということで、なんとなく自分の押し入れにある感覚、バーチャルの中で自分が所有していると勘違いしてしまう。
例えば、もう絶対聞かないけど所有していたいレコードや、自分でもレコード棚の中のどこにあるかわからないが所有していることに違いはないからそれで満足なレコード。

であれば、ネット内のバーチャルな世界の中にあっても、本当に必要なときは入手出来るし、これで満足ではないか」

リアルのデジタル化、バーチャル化。
これがまさにこれまでのインターネットなのだ。

しかし、インターネットはまだまだ発展途上である。
リアルがデジタル化することで、いつでもどこでも欲しいものが手に入るようになった。

しかし、まだまだ成し遂げていないものもある。
例えば人間の五感。

画像のデジタル化、音声のデジタル化。
これにより視覚、聴覚は既に成し遂げられてきた。

しかし、まだデジタル化として成し遂げられていないものがある。
そう、嗅覚と触覚である。

匂いをデジタル化することができれば、化粧品や香水を店舗に行かずとも判別できるし、触れることをデジタル化することができれば、衣服の素材等がPC上で確認できる。
こんな時代が近い将来来ると著者は考えている。

何をバカなという人もいるだろう。
共感を覚える人もいるだろう。

しかし、インターネットが誕生する以前、一体誰が現在の状況を予想できただろうか。
しかしたった20年というものすごいスピードでインターネットは普及し進化し続けている。

人間はクリエイティブな生き物である。
創造こそが全ての人間の最大の産物であり、世界を唯一変えられるものである。

画像や音声をデジタル化して、リアルをバーチャル化してきたように、匂いや、触れた感覚をデジタル化できれば、よりリアルに近づく。

WEB2.0だ何だと騒がれるようになっている昨今ではあるが、リアルのバーチャル化から、バーチャルのリアル化、これが今後のインターネットであると信じている。

未来の日々はすぐにやってくる。
日々は常に変わっている。

そして世界も変わる。
それも、もの凄いスピードで。

その世界が、ラブリーでハッピーであることを心から期待している。




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