【コラム:WEBサイト】WEBサイト構築について~コミュニケーション・ギャップによる問題とは?!~
WEBサイト構築に付きまとうトラブル。
その多くは「コミュニケーション・ギャップ」に拠ると云ってよいのではないかと思う。
制作案件におけるプロジェクトマネージャー(以降プロマネ)の重要な仕事として「要件定義」があるが、その時間の殆どはコミュニケーション・ギャップの解消のために使われていると云えるだろう。
この要件定義が疎かであると、結果として度重なる修正で納期が遅延し(或いは予算をオーバーし)、出来上がったシステムも機能が不足し使い勝手にも満足できないものとなってしまうからだ。
依頼者・制作者の双方がそれぞれの立場から曖昧な日本語を使用していたのでは、互いに思い描く制作物には「ズレ」が生じるのは当然で、それが目に見える形で(制作物に)現れた瞬間に、言った言わないの水掛け論が始まってしまう。
この解消こそが最も重要となってくるのだ。
また、依頼者の要望を正しく定義してもそれが意味のないものとなってしまう場合もある。
要望通りにあれもこれもと機能を追加したは良いが、その結果として業務負荷が増加し運営が破綻してしまう場合などがこれにあたる。
プロマネはただ依頼者の要望を聞くのではなく、常に「本当にそれが依頼者の目的達成へと繋がるのか」を意識し、依頼者と共にWEBサイト構築の背景にある課題を解決するべきなのだ。
そしてその為に、綿密なコミュニケーションをとる必要があるのだ。
更に言えば、これは一対一のコミュニケーションに限ったことではない。
案件の規模が大きくなればなるほど、逸れに携わる人間も多くなってくる。
依頼者側も複数の事業部の方が関わることが多くなるだろうし、制作側もプロジェクトマネージャー、システムディレクター、アートディレクター、システムエンジニア、プログラマー、デザイナー、コーダー…と様々な業務担当者が必要となってくる。
こうした一人ひとりのコミュニケーション・ギャップの解消なくしては、本当の意味で依頼者の満足のいくWEBサイトは完成しないのだ。
そしてここまで読んで頂いた、これから依頼者の側に立たれる可能性のある方々に一つだけ注意して頂きたいことがある。
それは「不親切な制作会社もいくらでもいる」ということだ。
嘆かわしいことではあるが、上記のような問題に触れず「うちなら○○万円で出来ます」「うちなら○ヶ月で出来ます」と、とにかく仕事にしてしまおうとする制作会社も存在するのが事実なのだ。
だからこそ依頼者側には、金額面だけではなく「なぜWEBサイトを構築するのか」「WEBサイトをを構築したらどのようなことが想定されるのか」、即ちその「目的」と「結果」を常に意識して頂きたいと思う。
「目的」や「結果」、それを本当の意味で理解しているのは、我々ではなく依頼者側に立つ方々であるのだから。
それでは最後に、未だに高いとは云えないWEBサイト構築への理解度の向上と、依頼者全てのそれぞれの目的達成へ一縷の望みをこめて、よく聞く言葉ではあるがこの言葉を記したいと思う。
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