【自主リサーチ調査結果】Eコマースに関する調査(特別編)--お金持ちほどインターネットを多用する!?
Webマーケティングガイドでは、モバイルインターネット調査会社のネットエイジアと共同のもと、Eコマースに関する調査を行った。
今回の後編では、Eコマースの利用状況を年代や可処分所得、そして利用デバイスなどに関してクロス集計を行った。
≪調査結果サマリー≫
調査対象者:20歳~49歳のモバイルユーザー350人。
男女比:50対50。
キャリア比:Docomo:54.9% Ezweb:34.0% Softbank:11.1%。
◆図1 年代別のEコマース利用状況
まず、Eコマースの利用状況を年代別にみると、「パソコンからのみ」は年代が上がるにつれ、「携帯電話からのみ」については若年層ほど割合いが高くなる結果となった。
これに関してはさほど驚くことではないが、注目すべきは「パソコンと携帯電話の両方から行ったことがある」と回答したユーザーは、どの年代においても回答率がほとんど変わらないということである。
PCとモバイルを使い分けているユーザーは、年代に関係なく3割程度の割合で存在しているようである。
◆図2 可処分所得別のネット利用頻度
インターネットの利用頻度を可処分所得別にみると、PCによるインターネット利用頻度が最も高いのは可処分所得が「10万円以上」で79.3%がヘビーユーザー(週に4日以上インターネットを利用)に該当する。次いで、「3万円以上~5万円未満」の60.3%と続くが、全体としては可処分所得が上がるにつれ、インターネットの利用頻度も増える傾向にあることがわかった。
モバイルインターネットに関しては、「3万円以上~5万円未満」でヘビーユーザーが最も多く77.9%、次いで「5万円以上~10万円未満」の75.4%が続き、中堅層において利用頻度が高ことがわかる。
ただし、最もヘビーユーザーが少ない層においても60%以上のユーザーが週に4日以上利用すると回答しており、モバイルインターネットの高い利用率が伺える。
また、ライトユーザーについては「1万円未満」で最も多く24.3%、そして「1万円以上~3万円未満」の23.0%が続く。
この層に関しては、パケット定額制に加入している割合が低く、それが結果としてモバイルインターネット利用率の低さにつながっているのかもしれない。
◆図3 可処分所得別のEコマース利用頻度
続いて、Eコマースの利用頻度を可処分所得別にみると、パソコンによるインターネット利用では可処分所得が高いほどヘビーユーザーが多く、モバイルに関してはその逆で、可処分所得が低いほどヘビーユーザーが多い傾向にあることがわかった。
PCに関しては、「1万円以上~3万円未満」が18.8%と飛びぬけてはいるものの、「1万円未満」が8.1%、「3万円以上~5万円未満」が8.9%、「5万円以上~10万円未満」が15.8%、そして「10万円以上」が22.7%と、可処分所得が高くになるにつれヘビーユーザーが増える傾向にある。
モバイルインターネットに関してはPCとは異なり、可処分所得とネット利用頻度の間には反比例の関係がある。
もちろん可処分所得と年齢の関係を無視することはできないが、可処分所得とEコマース頻度の間にはある一定の相関関係が存在しているのではないだろうか。
◆図4 可処分所得別の平均購入金額
また、Eコマースにおける平均金額を可処分所得別にみると、可処分所得が低い層においては「5,000円未満」という回答が最も多く、可処分所得があがるにつれEコマースにおける平均金額も上がる傾向にあることがわかった。
◆図5 利用デバイス別のコマース利用頻度
最後に、インターネットを利用しているデバイスごとのEコマース利用頻度をみると、「パソコンのみ」からインターネットを利用しているユーザーよりも、「パソコンと携帯電話の両方」からインターネットを利用しているユーザーの方が利用頻度が高いことがわかった。
前者に関してはヘビーユーザーの割合は8.7%なのに対し、後者は20.2%と2倍以上にも多くなっている。
この違いについてはユーザーのネットリテラシーが大きく影響しているのではないかと考えられる。
つまり、PCとモバイルの両方からインターネットをするようなユーザーは"ネットリテラシー"も高く、その結果としてEコマースをする頻度も高いのではないだろうか。
(卵が先かニワトリが先かという問題はあるが)
『若年層はモバイル』
といった形で、年齢や属性などからメディアに対する先入観を持ってしまうことがある。
もちろん、年代ごとの"傾向"というものは確かに存在する。
ただし、今回の調査データにもあるように意外なところに共通点があったり、予想を裏切るような新事実が潜んでいたりすることがある。
そして、何より新しい事実が見つかれば(たとえそれが仮説であったとしても)、新たなことにチャレンジすることが出来る。
調べることの意味は、確率を高める、効果を検証すると同じくらい「チャレンジの糸口を見つける」ことにあるのかもしれない。
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本調査はモバイルインターネットリサーチを使ったものです。
あくまでも指標や参考データとしてご活用下さい。
業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。
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調査対象 :20歳~49歳のモバイルユーザー350人
調査期間 :2008年11月28日~2008年12月1日
調査方法 :モバイルリサーチ
調査機関 :ネットエイジア株式会社
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