【自主リサーチ調査結果】モバイルバンキングに関する調査(上)--サービスの選定ポイント、ユーザーは手数料しか見ていない!?
Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のメディアインタラクティブと共同で、モバイルバンキングに関する調査を行った。
2009年5月27日、NTTドコモとみずほ銀行が提携し、携帯電話を使った送金サービスを開始するというニュースが流れた。
国内では、既にKDDIと東京三菱UFJ銀行が共同で「じぶん銀行」というモバイルネット銀行を立ち上げており、モバイルバンキング市場は今後一気に拡大していくように思われる。
Webマーケティングガイドではこの注目市場の現在について調べてみた。
【調査結果サマリー】
- モバイルバンキングを選んだ理由、1位は「メインバンクだから」
- 70%以上のユーザーが「インターネット」をきかっけにモバイルバンキングを認知
- 女性は、男性に比べ金融機関の窓口やチラシ、そして家族や友達からモバイルバンキングを認知する割合が高い
- サービス加入の前に情報収集をしたユーザーは75%。中でも、金融機関のウェブサイトの利用率が50%を超え最も高い。
- モバイルバンキングを選ぶうえで重視するポイントは、手数料とセキュリティー
調査対象は、20~59歳までの男女500人。
性別は男性:女性=58%:42%、
年代別は20代:23.4%、30代:40.2%、40代:25.4%、50代:11.0%
となっている。
Q1_現在メインで利用しているモバイルバンキングサービス(単一回答_n=500)
まず、現在利用しているモバイルバンキングサービスについて尋ねた。
その結果、「イーバンク銀行」と回答したユーザーが最も多く40.4%。
次いで、「三菱東京UFJ銀行」の14.0%、そして「三井住友銀行」の9.0%が続く結果となった。
今回の調査では、イーバンク銀行の利用率が非常に高いが、これは今回共同で調査を行ったメディアインタラクティブがモニターへのポイント(謝礼)支払い先銀行としてイーバンク銀行を指定していることが大きく影響しているのではないかと考えられる(ジャパンネット銀行の指定も可)。
Q1-1_現在メインで利用しているモバイルバンキングサービス(男女別)
また、この結果を男女別にみると、男性は「イーバンク銀行」や「ジャパンネット銀行」の利用率が女性に比べ高く、イーバンク銀行は10.5ポイント、ジャパンネット銀行は5.2ポイント上回る結果となっている。
一方の女性は、「三菱東京UFJ銀行」が9.5ポイント、「ゆうちょ銀行」が5.5ポイントそれぞれ男性に比べ高い結果となっている。
これはあくまでも推測だが、今回の調査の対象であるリサーチモニターにはイーバンク、もしくはジャパンネット銀行の利用が義務付けられている事を考えると、男性が複数の口座を利用したがらないのに対し、一方の女性は目的や損得勘定からか複数の口座を上手に使い分けているのではないだろうかと考えられる。
Q2_現在メインで利用しているサービスを選んだ理由(複数回答_n=500)
Q2では、Q1で現在メインで利用しているサービスを選んだ理由を尋ねた。
その結果、「メインバンクだったので」と回答したユーザーが41.2%で最も多く、
次いで「機能が優れていたから」の34.2%が続く結果となった。
3位には、「キャンペーンを行っていたから」が続くが、19.2%と上位の2つとは大きく離れており、モバイルバンキングサービスを選定のポイントはメインバンクなのか、そして機能が優れているのかという点が重要であることがわかる。
Q3_モバイルバンキングを知ったきっかけ(複数回答_n=500)
モバイルバンキングを知ったきっかけは、「インターネット」が最も多く73.8%となっている。
Q1同様、今回の調査がインターネット上で行われていることを加味したとしても
この数字は非常に高いということが出来るのではないだろうか。
Q3-1_モバイルバンキングを知ったきっかけ(男女別)
また、男女別に知ったきっかけをみると、男性はインターネットと回答したユーザーが多く、一方の女性は金融機関の窓口やチラシ、そして家族や友人からの紹介でモバイルバンキングを知った割合が高いことがわかる。
これは、単に接触機会や頻度の問題なのか、それともメディアに対する意識の違いなのか。
気になるポイントである。
Q4_加入する際に情報収集をした方法(複数回答_n=500)
昨今、ブログや比較サイトなど、消費者側から発信される情報の重要性が語られるが
モバイルバンキングに関してはその限りではないのかもしれない。
情報収集した方法として最も回答が多かったのは「金融機関のウェブサイト(PC)」で、2位の「PCで検索」に25ポイントもの差をつけている。
検索→サイトという行動パターンが多いのではないかと思っていたが、実際のところは業種やサービス、そして何よりユーザーとのサービスとの関係(知る/最終確認などのステージ)によって大きく変わってくるのかもしれない。
また、"モバイル"バンキングであるが、携帯電話からの情報収集が少ないという点にも注目する必要がある。
(この点についても、ネットリサーチという点は配慮する必要がある)
Q5_サービスを選ぶうえで重視したポイント(複数回答_n=500)
モバイルバンキングを選ぶうえで重視したポイントを尋ねたところ、63.4%で「手数料が無料/安い」と回答したユーザーが最も多く、次いで「セキュリティー」の38.2%、そして「操作性」が29.4%で続く結果となった。
興味深いのは、「預金金利が高い」と回答したユーザーがわずか15.0%しかいない点である。
超低金利時代においてユーザーは期待することを諦めてしまっているようにも感じられる。
また、手数料を非常に気にする半面、提携サービスに対する意識は低く、総合的な評価ではなく目に見える目先の損得勘定でサービスを判断しているのではないかと考えられる。
次回、「モバイルバンキングに関する調査(下)」では
モバイルバンキングの利用状況についてレポート致します。
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本調査はインターネットリサーチを使ったものです。
あくまでも指標や参考データとしてご活用下さい。
業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。
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調査対象 :20歳~59歳までの男女500人
調査期間 :2009年5月26日~2009年5月27日
調査方法 :インターネットリサーチ
調査機関 :メディアインタラクティブ

